
スーパーカブ110は、長年にわたりホンダの信頼性と実用性を象徴するバイクとして人気を集めてきました。その中でも、JA07とJA44というモデルは、多くのユーザーに愛され、用途や仕様に応じたさまざまな選択肢を提供しています。本記事では、「スーパーカブ110のJA07とJA44の違い」について詳しく解説し、どちらのモデルが自分に合っているのかを見極めるポイントをお伝えします。
まず、モデルの比較(JA07とJA44の違い)を通して、価格と発売年からわかる市場での位置付けについて触れ、次にマフラーの互換性やタンク容量と燃費性能、さらには最高速といった性能面の違いも整理します。また、エンジン仕様と気筒数、さらには日本仕様とタイ仕様の違いにも注目し、各モデルの特徴を細かく解説します。
さらに、JA07の評価と故障についての情報や、JA44で報告される不具合を含め、ユーザーにとって知っておきたいメリット・デメリットもご紹介。カスタムオプションやバッテリーの仕様、オイル交換と推奨オイルについても触れ、日常的なメンテナンス面での違いもわかりやすく解説します。
- JA07とJA44のモデルごとの特徴と性能の違い
- 価格や発売年、燃費性能といったコスト面での比較
- マフラーやバッテリーなどのパーツ互換性
- 評判や故障、不具合に関する注意点とメンテナンス方法
スーパーカブ110のJA07とJA44の違いとは
- モデルの比較(JA07とJA44の違い)
- 価格と発売年の比較
- マフラーの互換性
- タンク容量と燃費性能
- 最高速とパフォーマンス

モデルの比較(JA07とJA44の違い)
スーパーカブ110のJA07とJA44は、いずれもホンダが誇る信頼性の高いバイクモデルですが、デザインや機能面でいくつかの違いがあります。まず、JA07は2009年に登場し、シンプルで扱いやすい設計が特徴です。一方、JA44は2017年に登場し、環境性能の向上や利便性の改善が施されています。
特に注目すべきは、JA44のエンジンとミッションの進化です。JA07ではギア抜けやミッショントラブルが指摘されることがありましたが、JA44ではこの点が改善され、よりスムーズで安定した走行が可能になりました。また、JA07のキーシリンダーは横向きに差し込むタイプでしたが、JA44では正面向きの設計となり、使い勝手が向上しています。
さらに、JA44はLEDヘッドライトを標準装備しているため、夜間の視認性が高まり、安全性が増しています。また、シートポジションが少し高めに設定され、より快適な乗り心地を実現しています。このように、JA07は従来のスタイルと信頼性が魅力である一方、JA44は現代的な機能を取り入れたモデルとして、使いやすさと快適さがさらに向上しています。ライダーの利用シーンや好みによって、どちらのモデルが適しているかが決まるでしょう。
価格と発売年の比較

スーパーカブ110のJA07とJA44は、それぞれのモデルに応じた価格帯で販売されています。JA07は2009年に発売され、当時の新車価格は約25万円でした。このモデルは、コストパフォーマンスに優れ、ビジネスユースや日常の移動手段として多くのユーザーに支持されています。一方で、JA44は2017年に発売され、デザインと機能が見直されたため、価格も若干高めの約27万円となっています。
中古市場においては、JA07は現在15万~20万円で取引されており、年式の古さに比例してやや手頃な価格帯です。一方のJA44は、18万~25万円程度の価格で取引されており、モデルが新しい分、中古でも高値がつく傾向にあります。JA44の方が燃費性能や安全機能に優れているため、中古価格も比較的安定しています。
このように、スーパーカブ110のJA07とJA44は、それぞれの発売年や搭載機能によって価格に違いが見られます。使用用途や予算に応じて、両モデルの価格差と特徴を踏まえた選択が重要です。
| モデル | 発売年 | 新車価格 | 中古市場価格 |
|---|---|---|---|
| JA07 | 2009年 | 約249,900円 (税抜238,000円) | 約15万~20万円 |
| JA44 | 2017年 | 約27万円 (具体的には税込28万円超) | 約18万~25万円 |
マフラーの互換性

スーパーカブ110のJA07とJA44には、それぞれ異なるデザインと仕様のマフラーが装着されていますが、互換性については注意が必要です。JA44のマフラーをJA07に装着することは物理的に可能なケースもありますが、いくつかの調整が必要であるため、完全な互換性はありません。JA44のマフラーには前側に触媒が追加されているため、装着の際にはステップパーツの取り外しが求められることもあり、JA07の純正マフラーに比べると取り付けがやや複雑です。
さらに、JA44のマフラーをJA07に取り付けた場合、ブレーキペダルとの干渉が発生する可能性があります。ただし、実際に取り付けてみると、ステップパーツを装着することでわずかな隙間が生まれ、干渉が軽減されるとされています。また、エンジンをかけた際の動作には問題がないケースが多いですが、装着後は一度走行テストを行い、安全性を確保することが大切です。
マフラーの互換性を考慮する際には、シフトペダルの位置やレッグガードのデザインの違いも影響します。JA44は足元の設計がやや狭く、シフトチェンジ時にレッグガードに足が当たる場合があります。このように、見た目やカスタムの面では互換性があるように見えても、細かな調整や検証が必要なため、自己責任での作業が基本です。また、不安がある場合には、バイクショップに依頼するのも一つの方法です。
タンク容量と燃費性能

スーパーカブ110のJA07とJA44は、同じ4ストロークエンジンを搭載していますが、タンク容量や燃費性能において若干の違いがあります。JA07のタンク容量は約4リットル、JA44も同じく4.3リットルとなっており、一回の満タンでの走行距離が異なります。JA07は約240km走行可能である一方、JA44は燃費が向上したため約267kmまで走行可能です。
特にJA44ではエンジン効率がさらに向上しており、燃費性能も一段と良くなっています。JA07の公称燃費は約63.5km/L、JA44は約67km/Lを記録しており、日常使いや通勤での燃料消費を抑えられる点がJA44の特徴です。長距離ツーリングをするライダーにとっても、JA44の燃費性能は大きなメリットとなるでしょう。
一方で、どちらのモデルでも燃費は走行環境によって左右されやすいため、実際の数値は異なる場合もあります。例えば、頻繁に信号で停止する市街地走行では燃費がやや低下し、逆に郊外の長距離走行では公称値に近い燃費が期待できます。
| モデル | タンク容量 | 燃費 | 満タン時の航続距離 |
|---|---|---|---|
| JA07 | 4.3リットル | 63.5 km/L | 約240 km |
| JA44 | 4.3リットル | 67.9 km/L | 約267 km |
最高速とパフォーマンス

スーパーカブ110のJA07とJA44は、いずれも日常の走行に適した性能を持っていますが、最高速やパフォーマンスにはわずかな違いがあります。JA07は約90km/h、JA44は約93km/hの最高速度を出せるとされており、JA44の方が少しだけ性能が向上しています。これは、JA44でエンジンが改良されており、燃費向上と同時に出力もわずかにアップしているためです。
一方で、スーパーカブ110はあくまで日常の走行や通勤・通学向けのバイクであり、高速道路での使用には向いていません。そのため、最高速にこだわりすぎず、日常の安定したパフォーマンスや燃費を意識することが大切です。また、JA07とJA44のいずれも安定したトルクを備えており、加速のスムーズさと扱いやすさが魅力です。例えば、信号の多い市街地や坂道でもスムーズに走行できるため、どちらのモデルでも十分な実用性が期待できます。
ただし、最高速を目指してスプロケットを変更するカスタムもありますが、これにより燃費が悪化したり、エンジンに負担がかかる可能性もあるため、注意が必要です。このように、JA07とJA44の最高速とパフォーマンスにはわずかな差があるものの、実用的な走行性能を求める方にとっては、どちらも優れた選択肢といえるでしょう。
スーパーカブ110 (JA07 vs JA44) 性能比較表
| 項目 | JA07 | JA44 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 最高速度 | 約90km/h | 約93km/h | JA44がわずかに上回る |
| エンジン | 改良前 | 改良後 | JA44で燃費向上と 出力アップ |
| 用途 | 日常の走行、通勤・通学 | 日常の走行、通勤・通学 | 高速道路走行には不向き |
| トルク | 安定 | 安定 | 加速のスムーズさ、 扱いやすさ |
| カスタム | スプロケット変更など | スプロケット変更など | 燃費悪化やエンジンへ の負担に注意 |
スーパーカブ110のJA07とJA44を徹底解説
- エンジン仕様と気筒数の違い
- 日本仕様とタイ仕様の違い
- JA07の評価とよくある故障
- JA44の不具合について
- カスタムオプションの選択肢
- バッテリーの仕様と互換性
- オイル交換と推奨オイルについて

エンジン仕様と気筒数の違い
スーパーカブ110のJA07とJA44は、どちらも信頼性の高いホンダの空冷4ストロークエンジンを搭載していますが、エンジン仕様にはわずかな違いがあります。JA07は排気量109ccの単気筒エンジンで、最大出力が約8.2馬力(PS)とされ、燃費効率も良い設計です。これにより、都市部での通勤や長距離移動でも安定した走行が可能です。
一方、JA44も同じく単気筒エンジンですが、最高出力がやや向上し、エンジン効率がさらに改善されています。圧縮比もJA07より高くなり、燃焼効率が上がっているため、同じ排気量でもパフォーマンスがわずかに向上しています。さらに、JA44は最新の排出ガス基準に対応するため、燃焼効率の面でも優れたエンジンとなっています。
どちらのモデルも単気筒エンジンで軽量かつ取り回しが良いため、低燃費を実現しつつ、耐久性も確保されています。このため、街乗りから長距離移動まで幅広いシーンで使いやすく、多くのライダーに支持されています。エンジン性能の差はわずかですが、環境性能や燃費を重視する方には、より改良されたJA44が適した選択肢といえるでしょう。
スーパーカブ110 (JA07 vs JA44) エンジン性能比較表
| 項目 | JA07 | JA44 | 備考 |
|---|---|---|---|
| エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒 | 空冷4ストローク単気筒 | 共に信頼性の高いホンダ製 |
| 排気量 | 109cc | 109cc | 同一 |
| 最大出力 | 約8.2馬力(PS) | やや向上 | JA44がわずかに高出力 |
| 圧縮比 | – | JA07より高 | 燃焼効率向上、 パフォーマンスアップ |
| 燃費 | 良い | さらに向上 | JA44がより燃費効率に 優れる |
| 排ガス規制 | 対応 | 最新基準に対応 | 環境性能の向上 |
| 特徴 | 軽量、取り回しが良い、耐久性が高い | 軽量、取り回しが良い、 耐久性が高い、 環境性能が高い | 共通の特長 |
日本仕様とタイ仕様の違い

スーパーカブ110には、日本仕様とタイ仕様が存在し、それぞれの市場に合わせて設計が異なります。日本仕様は、排ガス規制に対応するため、燃焼効率を重視したエンジン設定や触媒コンバーターの追加が行われています。
一方、タイ仕様は比較的規制が緩やかであるため、シンプルな構造でコストを抑えつつ、高出力を維持する設計が特徴です。
また、デザインにも違いがあり、日本仕様には大型キャリアが標準装備されているのに対して、タイ仕様はリアシートが標準となっており、利便性の面で異なるユーザーニーズに対応しています。さらに、タイ仕様には防犯対策としてシャッターキーが採用されており、盗難防止機能が強化されています。
部品の互換性にも注意が必要です。例えば、日本仕様とタイ仕様ではフレームやキャリアの形状が異なるため、相互にパーツを交換できない場合もあります。
また、日本仕様の車両には国内サポートやリコール対応が適用されますが、並行輸入のタイ仕様にはこれらが適用されない場合もあるため、購入時には十分に確認することが重要です。
JA07の評価とよくある故障

スーパーカブ110のJA07は、その信頼性と経済性から多くのユーザーに支持されています。特に燃費性能の高さは際立っており、約60km/Lの燃費を実現することで、通勤・通学やビジネス用途に最適です。
シンプルなデザインと優れた走行安定性もJA07の魅力で、日常の移動手段として利用するライダーから高く評価されています。
しかし、一部のユーザーからは特定の故障が報告されています。特に電装系や燃料ポンプに関連するトラブルが見られ、電装系の不具合としてはバッテリーの劣化や接続不良が原因で、セルモーターが回らなくなるケースが挙げられます。また、燃料ポンプの故障は、長期間放置した際や古い燃料を使い続けた際に発生しやすく、エンジンがかからなくなる原因となることがあります。
これらの問題を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
例えば、バッテリーは定期的にチェックして適宜交換する、燃料は新鮮なものを使用し、長期間使わない場合にはタンク内を空にするなどの対策が推奨されます。信頼性の高いJA07ですが、これらの予防策を取り入れることで、さらに安心して長く乗り続けられるでしょう。
JA44の不具合について

スーパーカブ110のJA44は、JA07から進化したモデルとして高評価を得ていますが、いくつかの不具合が報告されています。エンジンの性能や環境対応が改善されている一方で、一部のユーザーからはエンジン異音やオイル循環の問題が指摘されています。特にカムチェーン周辺からの異音が気になるケースがあり、これはカムチェーンテンショナーの調整不足や摩耗が原因とされています。
また、オイル循環の不具合も新車時に報告されることがあり、オイルが適切に循環しないとエンジン内部にダメージを与える可能性が高まります。このため、初回点検時には必ずオイルとフィルターの交換を行い、エンジンの保護を徹底することが重要です。
さらに、電装系の不具合としてはバッテリーの劣化や配線の不良が報告されています。短距離走行が多いと充電が十分に行われず、バッテリーが早期に消耗する場合があるため、定期的にバッテリーの状態を確認することが推奨されます。
JA44の優れた性能を長く維持するためには、これらの点に注意しながら適切なメンテナンスを心がけることが大切です。
カスタムオプションの選択肢

スーパーカブ110のJA07とJA44には、幅広いカスタムオプションが用意されており、性能や見た目を自分好みにアレンジすることができます。まず、サスペンションのカスタマイズが人気で、特にリアショックを交換することで、走行の安定性や乗り心地が向上します。
JA44では、ハイブリッドリアショックなど軽量かつ高性能なオプションが豊富に揃っており、日常の走行から長距離ツーリングまで快適な運転が可能です。
次に、エアクリーナーの交換もよく選ばれるカスタムの一つです。エアクリーナーの吸気効率を向上させることで、エンジンパフォーマンスがわずかに改善されるため、燃費や加速性の向上が期待できます。
例えば、KITACO製やタケガワ製のエアクリーナーが多くのライダーに支持されており、信頼性も高いと評判です。
さらに、ライト関連のカスタムも注目されています。JA44ではLEDヘッドライトが標準装備されていますが、ウィンカーやフォグランプをLEDに変更することで、視認性がさらに向上し、安全性も高まります。また、外装パーツとしては、フロントキャリアやリアキャリアの追加が人気です。
ステンレス製のキャリアを装備することで荷物をしっかり積むことができ、ツーリングや買い物など実用面でも役立ちます。
このように、スーパーカブ110のJA07とJA44には多彩なカスタムオプションが揃っており、ライダーの使用目的や好みに応じて幅広いアレンジが楽しめるでしょう。
バッテリーの仕様と互換性

スーパーカブ110のJA07とJA44は、どちらも12Vバッテリーを使用していますが、互換性に関してはモデルごとに異なるため、交換時には注意が必要です。JA07は、容量が約6Ahの密閉型鉛酸バッテリーを使用しており、型式としてYTZ7Sなどが推奨されています。このバッテリーは信頼性が高く、日常の使用に十分な容量を備えているため、安定した電力供給を維持します。
一方、JA44はやや容量が小さめの3.0Ahバッテリーを使用しており、コンパクトかつ軽量な構造になっています。主なバッテリー型式としてYTX4L-BSが推奨されており、メンテナンスフリー(MF)タイプのものが多く、長持ちする傾向にあります。このため、JA44のバッテリーは定期的なメンテナンスを減らし、充電効率の良さが魅力です。
バッテリー交換の際には、JA07とJA44のバッテリーが異なることに注意し、純正推奨品のバッテリーを選ぶことが重要です。また、バッテリー交換時にはマイナス端子から外し、プラス端子を最後に外すことで安全性が確保できます。スーパーカブ110の電装系を安定して保つためには、適切なバッテリーの選定と正しい交換方法を守ることが欠かせません。
スーパーカブ110 (JA07 vs JA44) バッテリー比較表
| 項目 | JA07 | JA44 | 備考 |
|---|---|---|---|
| バッテリー容量 | 約6Ah | 約3.0Ah | JA07の方が容量が大きい |
| バッテリー型式 | YTZ7Sなど | YTX4L-BSなど | モデルごとに異なる |
| バッテリー種類 | 密閉型鉛酸バッテリー | 密閉型鉛酸バッテリー(MFタイプが多い) | JA44はメンテナンスフリータイプが多い |
| 特徴 | 信頼性が高い、安定した電力供給 | コンパクト、軽量、 メンテナンスフリー | |
| 交換時の注意点 | 純正推奨品を選ぶ、マイナス端子から外す | 純正推奨品を選ぶ、 マイナス端子から外す | 安全な交換方法を守る |
オイル交換と推奨オイルについて

スーパーカブ110のJA07およびJA44は、エンジンの性能を維持し、長持ちさせるために定期的なオイル交換が重要です。特に、エンジンオイルはエンジン内部の摩擦を減らし、冷却と潤滑を行う役割を持っているため、交換時期を守ることでエンジンの寿命を延ばすことができます。
オイル交換の頻度としては、初回の交換が1,000kmまたは1か月を目安に行い、その後は3,000kmまたは1年ごとの交換が推奨されています。これにより、オイルの劣化を防ぎ、エンジンの性能を安定させることができます。もし短距離走行や信号の多い市街地を頻繁に走る場合は、エンジンへの負荷が高まるため、オイル交換の頻度をやや早めることも検討すると良いでしょう。
推奨されるオイルの種類は、ホンダ純正「ウルトラG1」10W-30が一般的です。このオイルは、エンジンの保護性能と冷却性能をバランス良く備えており、低温時の始動性も高いのが特徴です。また、エンジン内の部品摩耗を防ぐ添加剤も含まれているため、日常の使用や長距離ツーリングでも安定した性能が期待できます。
オイル交換を自分で行う場合は、ドレンボルトを適切なトルクで締めることや、規定量のオイルを注入することが重要です。規定量を確認し、交換後には必ずオイルレベルゲージで確認してから走行するようにしましょう。オイル交換の習慣をつけることで、スーパーカブ110のエンジン性能を長期間にわたり維持することができます。
スーパーカブ110(JA07, JA44) エンジンオイル交換ガイド
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 交換の重要性 | エンジン内部の摩擦を減らし、 冷却と潤滑を行う | エンジン寿命を延ばす |
| 交換時期 | 初回:1,000kmまたは1か月後、 以降3,000kmまたは1年ごと | 短距離走行の場合は頻度を早める |
| 推奨オイル | ホンダ純正「ウルトラG1」10W-30 | 保護性能、冷却性能、 低温時の始動性に優れる |
| 交換作業 | ドレンボルトの締め付けトルクに 注意、規定量のオイル注入 | オイルレベルゲージで確認 |
DIYでオイル交換をする際のポイント
- 必要な工具: オイルフィルターレンチ、ドレンボルトレンチ、オイル受け、漏斗、新しいオイル、オイルフィルター
- 手順
- エンジンを停止し、冷却する。
- ドレンボルトを緩めてオイルを排出する。
- オイルフィルターを交換する。
- ドレンボルトを締め付け、新しいオイルを規定量注入する。
- オイルレベルゲージでオイル量を確認する。
ご自身でオイル交換を行う場合は、事前に取扱説明書をよく読み、不明な点があれば専門の整備士に相談することをおすすめします。
スーパーカブ110のエンジンオイル交換は、愛車を長く乗り続けるために非常に重要な作業です。定期的なオイル交換を心がけることで、エンジンの性能を維持し、快適なバイクライフを送ることができます。
スーパーカブ110のJA07とJA44の違いを総括

- JA07は2009年発売、JA44は2017年発売である
- JA07はシンプルで扱いやすい設計、JA44は環境性能が向上している
- JA44はエンジンとミッションが改良され、ギア抜けが少ない
- JA07のキーシリンダーは横向き、JA44は正面向きで使いやすい
- JA44はLEDヘッドライト標準装備で視認性が向上している
- JA07の燃費は約63.5km/L、JA44は約67km/Lと向上している
- タンク容量はどちらも約4リットルだが、JA44の航続距離が長い
- 最高速はJA07が約90km/h、JA44が約93km/hである
- 日本仕様とタイ仕様では、排ガス規制やエンジン出力に違いがある
- JA07は電装系や燃料ポンプの故障が報告されている
- JA44はエンジン異音やオイル循環の不具合が報告されている
- カスタムオプションとしてサスペンションやエアクリーナーの変更が人気
- JA07は6Ah、JA44は3.0Ahのバッテリーを使用し、互換性が異なる
- JA07、JA44ともにホンダ純正オイル10W-30が推奨される
- オイル交換は初回1,000km、以降3,000kmごとの頻度が推奨されている


